授業テーマ11<教材付>「この写真から何が見える?メディアリテラシーを試そう」
みなさん、こんにちは。
すっかり春になりましたね。みなさんにとっては、進級や進学などで新しい生活が始まる、何かワクワクする季節。これからの毎日が楽しく、充実した時間になること、祈ってます。
さて、今回は少し、変わったテーマにします。
みなさん、スマホって持ってますか?高校生になって持つことができたとか、春になって買い替えたという方もたくさんいらっしゃると思います。
そこで、今回は「メディアリテラシー」をテーマにします。
「メディアリテラシー」って聞いたことありますか?
世の中にある数え切れないほどの沢山の情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。(出典:wikipedia)
社会学者の水越伸さんは、「メディア・リテラシー」を「メディア使用能力」、「メディア受容能力」、「メディア表現能力」の三層からとらえておられます。
(文科省 第1章 4.2.(2)メディア・リテラシー教育の教材を改善・充実させるより抜粋)
これを、スマホというメディアでいうと、こんなことかなあ。
「メディア使用能力」
スマホを上手く使いこなして、必要な情報を得る能力
「メディア受容能力」
得た情報が正しいのか、間違っているのか、その情報をどのように判断するかという能力
「メディア表現能力」
その情報をどのように活用し、どのように発信できるかという能力
みなさんがLINEやTwitterなどのSNSを使って発信する情報を含め、スマホを使ってコミュニケーションするには、その使い方、受け止め方、表現の仕方に気を配る必要性がありますよね。みなさんは、情報の受け手でもあり、伝える側でもあります。だから、このメディアリテラシーをきちんと身につける必要があるとされています。
さあ、そこで、クエスチョンです。今回のは面白いかも。
Q1.次の写真を見てください。この写真から、どんなことが伝わってきますか?
(メディア受容能力 思考力 判断力)
Q2.では、この写真をつかって商品やサービスの広告をするとします。どんな商品やサービスの広告ができると思いますか?(思考力 メディア表現力)
実は、このテーマ、タイのフォトストック会社が自分の会社の写真を使ってもらうために行った広告をヒントに作ってみました。
写真の情報量は、文字が1分間に300文字くらい伝えられるとすると、写真は1分間で1分間で2000字分ほどの情報を相手に伝えることができるといわれています。
さらに受け手に伝わる情報は、受け手がどこに注目するかによって異なりますよね。
だから伝えるって、相手の立場に立って行わなければ、こちらの伝えたいことが上手く伝わらないんですね。
今回は、そんな体験をしながら、メディアリテラシーという能力にチャレンジしてみましょう。
では、また。
2020年6月16日 このテーマの教材シート作成しました。
ご必要であれば、以下よりご連絡ください。