中学・高校生のための よのなかマーケティング・キャリア教育 授業テーマ集

中学・高校の「現代社会」「公共」「総合的な学習の時間」で、これから求められる「思考力・判断力・表現力」を養うための探求型授業で使える授業テーマ集です。 Copyright Masanori yano

よのなかマーケティング授業テーマ活用法

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みなさん、こんにちは。

このブログをはじめて、8ヶ月。 

8~9月になって、これまで多くの方に見に来てもらえるようになりました。

ありがとうございます!

 

今日は、おそらく見ていただいている(そうであってほしいなあと思っています)

学校の先生方などへ、このブログの活用方法についてご相談させていただきたく思います。

 

私は一般社団法人 キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会

http://www.human-edu.jp/

が認定する「キャリア教育コーディネーター」という資格を3年前に取らせていただきました。

 

キャリア教育コーディネーターとは、

「キャリア教育コーディネーターとは、地域社会が持つ教育資源と学校を結びつけ、児童・生徒等の多様な能力を活用する「場」*1を提供することを通じ、キャリア教育の支援を行うプロフェショナルである。

常に学校や児童・生徒等の現状を理解し、キャリア教育コーディネーターとして一定の知識・技能習得後も自ら学び成長し続けていく努力を怠らず、我が国のキャリア教育の発展に努める。

*1「場」とは、ものづくりや職場での体験活動などの場所という狭義の意味だけでなく、地域社会が持つ教育資源を活用した学びの機会という意味を含む。

 

引用)

http://www.human-edu.jp/coordinator

 

具体的には、各学校の教育理念や運営方針あるいは、現状の課題をお聞かせいただきながら、授業を通した学校課題解決として、地域や社会にある教育資源=地域の人、企業、施設などをコーディネートし、キャリア教育としての授業プログラムを作り、学校での実践サポートを行う活動となります。この授業を通じ、児童・生徒に対し、身につけてほしい能力を養い、また学校の教科と社会のつながりに気づいてもらい、学習意欲の向上につなげることも狙いとしています。

 

全国に現在317名(2017年8月現在)のコーディネーターが活躍しています。

2018年もさらにコーディネーターが増えていると思います。

 

2020年の新学習指導要領で基本理念となっている「社会に開かれた教育課程」の実現にこのキャリア教育が果たす役割は大きいと考えられています。

 

本来は、上記のような活動が中心ですが、先生方に総合的な学習の時間や各学年、各教科における学習の狙いに合わせて、また短時間授業等で、身近な社会の動き・事象をテーマに取り上げ、アクティブラーニング型で児童・生徒と対話をしながら、つけたい資質や能力を養っていただく機会を頻度高く、日常的に増やせないかと考え、本職で様々な企業のマーケティング支援を行っていることから、マーケティングで社会事象を見てみようとブログを開設しています。

 

開設当初にも触れましたが、マーケティングは学校で学ぶ科目を総合的に活用することが求められるものと考えています。情報収集をし、分析し、問題を発見し、解決方法を考え、伝える・・・まさに何を学び、どう生かすかを考えてもらういい題材と思っています。

 

「授業テーマに使えそう」・・・と思っていただけているのが前提ですが、その活用については、先生方がプロですので、授業プログラムは想定されているとは思います。そこで一度、私自身が想定している活用法をお聞き頂き、それに対して何かご指導・ご意見いただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

◎こう使えるかなと想定している授業プログラム

 

1.事前課題の提示(オリエンテーション・オープンディスカッション)

授業テーマを投げかけ、それぞれの子どもたちがその段階で、どの程度の理解・意見を持っているかを共有する。子どもたち自身が多様な仮説など持ってもらえるとさらに良いかと。

 

2.児童・生徒に特につけたい資質・能力に合わせ、次回までの課題を提示する。

情報収集力、問題発見力、創造力、コミュニケーション力(プレゼンテーション力)チームワーク力、相互理解力など、特につけたい資質や能力を使う機会・時間を課題として提示する。

 

3.次回の授業で課題活動を共有する。

各自の課題活動をチーム単位で共有し、チームとしての総合見解をまとめてもらう。

 

4.先生方や他のチームから補足すべき情報や質問、アドバイスを投げかけてもらう。

 

5.再度討議し、チームごとの最終見解を発表してもらう。

 

6.この授業を通し、児童・生徒がやったこと、分かったこと(何ができたか)、次にやりたいこと(学んだことをどう生かすか)等を振り返ってもらう。

 

7.先生として、狙いとしていた「つけたい資質や能力」を養う機会になったか検証する。

 

というような想定をしています。もちろん、短時間で行う方法や逆に時間をかける方法もあるかと思っています。また、おそらく本当は学習シートなどが必要と思いますが、そこは先生にお任せするとして、まずは、児童・生徒にわかりやすい身近で、タイムリーなテーマと、その背景や意味をマーケティングを使って回答例として定期的に発信できればと思っております。

 

そのようなことを踏まえ、できれば先生方の実際のご活用方法や、その他内容等へのご意見、ご要望など含めましてお聞かせいただければ幸いです。

※本ブログへのコメント投稿は、そのまま公開されることはありませんので、忌憚のないご指導、ご意見いただければ幸いです。

 

よろしくお願いいたします。

 

ではまた、ひきつづき、よろしくお願いします。