テーマ19回答例 「ミライの仕事になる?『シェアリングエコノミー』って知ってる?」
みなさん、こんにちは。
今回のテーマは、どうでしたか?ちょっと難しかったかな~。
2014年にこれからの10~20年で今ある職種の半分がなくなる!ってアメリカで言われ始めました。けれど、今回取り上げたシェアリングエコノミーなど、これまでなかったビジネスもたくさん生まれてくる。無くなるもののあれば、新たな職種も生まれるんです!
こういったこれからのビジネスを作っていくのは誰なんでしょうね?
もちろん!みなさんですよね~!。
だから、ミライに不安になる必要は全くなくって、逆にワクワクしてもらいたいなあと思っています。
ちなみに、シェアリングエコノミービジネスの社長さん、代表者の方の年齢っていくつくらいだと思いますか?少し調べてみました。(誤認あればご指摘ください)
Makuake(マクアケ)https://www.makuake.com/
中山亮太郎さん(1982年生まれ 36歳 2013年31歳で会社設立)
Ready for(レディ フォー) https://readyfor.jp/
米良はるかさん(1987年生まれ 31歳 2011年27歳で会社設立)
mercari(メルカリ) https://www.mercari.com/jp/
山田新太郎さん(1977年生まれ 41歳 2013年 36歳で会社設立)
当然、みなさん自ら起業された方ですからねー。すごいですよね!
もっといえば、大学生の時に起業される方もたくさんいますし、だからみなさんの中から次の新しいビジネスを作る方が出てくるのも当然かと思います。
では、回答例です。
Q1.これらのビジネスに共通することは何でしょうか(思考力)
もちろん、貸したい人と借りたい人をつなぐことは同じですよ。もっといろいろ共通することがないかな。ちょっといろいろ考えてみてください。
どうでしたか?
3つの視点で見てみます。
1)貸したい人に共通すること。
私の考えは、貸したい人に共通することは、「時間の有効活用」です。
お金、モノ、スキル、空間、移動・・・貸すものはことなりますが、どれも時間、もっといえば「アイドルタイム」を有効に使おうというのが共通することです。
「アイドルタイム」?
ここでいう「アイドル」というのは、日本語では「無作業、遊休」という意味です。
つまり、お金、モノ、スキル、空間、移動(手段)の使わない時間を上手く使おうと考えるのが貸したい人の共通することです。お金であれば、貯金しているよりクラウドファンディングでお金を使う方がいいと考える。
持っているモノや駐車場など使う時もあるけど、使わない時に誰かに使ってもらおう。私こんな資格や、技術を持っているけど、使わない時(時間のある時)に誰かを助けてあげよう。っていうことですね。
メルカリは違う?いえ、おそらく使わなくなったモノを持っておいても時間がもったいない。次にしたい時間のために有効にお金に変えようとも言えますし、最近では必要な時だけ買って使って、必要では無くなったらメルカリにと最初から考えてモノを購入する方もいらっしゃるようです。
2)借りたい人に共通すること。
1つはこちらも「時間の有効活用」が共通すること。
何かしらの目的に対して「今すぐ・・・」「できるだけ早く~」「その時だけ・・・」必要なんですよね。だからその欲しいお金、モノ、スキル、設備を持っている人と協働して、早くそれを実現する。やはり「時間」ですよね。
もう一つは「できるだけお得に」が共通点かと。
だから、シェアリングエコノミービジネスは貸すものは変われど、「時間のシェアリング」がポイントかと私は思います。
3)このビジネスで絶対必要なること。
こちらはどうでしたか?このビジネスに絶対必要なのは・・・そう「IT」ですよね。
パソコンやスマホがあるから、個々人がいつでもできるんですね。
パソコンやスマホの無い時代にもこのようなビジネスはあったと思いますが、貸す方も借りる方も極めて小さな地域や、エリアでしかできなかったと思います。すると、お互いシェアリングを行える機会は少なくなりますよね。その意味で、「数多くの人々とつながれる」ITのチカラで成立するビジネスと言えます。
それからもう一つ。貸す方と借りる方の相互信頼を保証する必要がありますね。今あるこれらのビジネスに全くトラブルはないとは言えませんが、各会社ではおそらく気を使っているところではないかと思います。
Q2.これらのビジネスが広がると、みんなの生活に変化が生まれます。ではどんな変化が生まれるでしょう。
(思考力)難しいかな~笑。でも、この変化はきっと皆さんのミライを変えると私は思いますよ。
私が考える回答例は2つ。ちょっとミライに向けて極端なことを話しますね。
1)「所有」より「使用」へ=消費が変わる?
これまでみなさんもそうだったように、商品は自分で買って「所有する」というのが当たり前でした。しかし、シェアリングエコノミーの世界では、「所有する」ことが前提にならなくなると思いませんか?所有しなくてもシェアリングエコノミーを使うと、所有の先にある「使うこと」だけを得ることができるかもしれない。
クラウドファンディングでは、お金を持っていなくても、世の中の人へ自分たちが行いたいことを説明し、賛同してくれれば、みんなのお金をつかって実現することができる。シェアバイクも自転車持っていなくても、借りて移動することができる。
これは消費の大きな転換ではないでしょうか。
「買う」から「借りる」、「所有」より「使用」が消費の形になる。その意味では、以前からあるレンタルサービスなどもこれまでレンタルではなかった商品などでもっと広がるかもしれませんね。そういえば最近、ビジネススーツのビジネス出てきましたね。
2)「就職」から「個業」「起業」へ=仕事や働き方が変わる?
これまで見てきたようにシェアリングエコノミーは、貸したい人と借りたい人をつなぐことですが、この「人」は個人である場合が多いですよね(もちろん企業対企業もあります)。とすると・・・貸したい人は、個人でお金を得ることができる。(まあ、今はこれだけで生活できるほどお金がもらえる人はごくわずかですが。)
今は会社の多くは、所属する社員がその会社の仕事以外の別の仕事をする(副業といいます)ことは認められていないのですが、これから、人出不足もあって、政府推進はもっと副業や兼業を促そうとしています。となると、ますます会社で働くことだけがお金を稼ぐ手段では無くなる。(今はまだ4分の3の企業が反対のようです。)
みなさんの多くは自分のミライをこんな風に考えていませんか?
「これから行きたい高校・大学に入って勉強して、どこかの行きたい企業に就職して仕事をするんだ」
おそらくほとんどがそう思っていると思います。
が、ですよ・・・よのなかひょっとしたら企業に就職することだけが、お金を稼ぐ手段では無くなるかもしれない。就職だけが、みなさんのしたいことができる、そのことを通じて世の中を良くする、そんなミライの選択肢の全てではないのかもしれない。
「個人で仕事をする(個業)」「仲間と起業する」のも本当にありなのかもしれません。日本では起業する人がこれまでは少なかったんですが、おそらくこれからは増えるのではと期待してたりします。
みなさんの周りにある小さなお店の店主さんも、自分のしたいことで世の中を良くしようと頑張っている起業家さんの一人なのかもしれません。気になるお店があれば、なぜその仕事を始めたのかぜひ話を聞いてみるのも良いかもしれません。
また、「マクアケ」や「レディ フォー」、「メルカリ」の代表の方も最初は会社に就職されましたが、そこから起業されている。会社に入って必要なスキルを身につけ、アイデアを出し、賛同者とつながり起業する。そんなのも大いにありだと思います。
特にITは進化のスピードが速い。進化すれば社会は変化し、みんなの生活も変化します。
変化はチャンス!とマーケティングでは捉えます。
だから、みなさんにはたくさんのチャンスがこれから待っている。
みなさん、一人ひとりのこれからのミライを柔軟に考えてみませんか?
今ある、知っている「よのなか」ではないミライが広がっている。
そのミライにみなさんは生きる。
今は、そのためにどんどんいろいろなことを知って、チャレンジして体験し、失敗もし、自分自身を磨いてください。
個のチカラがこれからますます大切になると思います
これから事あるたびに、自分のできることを広げ、したいことを見つけ、仲間とできる、したいことも話あったりして、そのことで世の中をどんなふうに良くなるか、良くしたいかをまた考える。
そして、そのしたいことをするには何をできないとといけないかを考える。
すると、今すべきことが見えてくるようになると思います。
そんな体験、経験の中にミライが見えてくるような気がします。
途中で方向転換も全然大丈夫!なんたって人生100年時代なんですから笑
Q3さあ、例えばですが、みんなも新しいシェアリングエコノミーを考えてみてください。(思考力)
と言われても・・・なので、借りたい人をみなさん、つまり中学生・高校生だとして考えてみるのはどうかな?
一度、トライしてみてください。
なので、このクエスチョンをつくりました。みなさんアイデア満載でしょうから、あえて回答例は無しで良いですか?笑
今回は、なんだか私の思いが先走った回答例となりました。
ここまでご愛読ありがとうございます。
では、また。