テーマ10回答例「みんなの地域の自慢はなに?」
みなさん、こんにちは
すこし、時間が空いてしまいました。ごめんなさい!
3月は、学校でもそうですが、会社の多くが年度末(ねんどまつ)と言う月で、この1年のまとめや次の年度の計画を発表するなど、何かとバタバタする月で、私の仕事でもバタバタしておりました。(いいわけです。すいません!)
さて、前回のテーマの回答例です。
Q1.みなさんの住んでいる都道府県あるいは政令指定都市で、他の都道府県より消費支出の多いものは何ですか?
家計調査年報は、見てみたかな。
見てない方に簡単に紹介するね。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html
ここで家庭(厳密に言うと二人以上の世帯)のおカネの使い方が分かります。
さて、クエスチョンに近いデータがあるのが、ここ。http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
で、この中の例えば「外食」を選んで、エクセルをダウンロードすると、外食のジャンルごとに1年間でどのくらいお金を使っているかが都道府県の政令指定都市(政令で指定する人口 50万以上の市)のランキングとして出てきます。
ちなみにこの数値は、平成27年(2015年)~29年(2017年)の平均金額です。
一緒に少し見てみましょうか?
これは、日本そば・うどんは「うどん屋さんやおそば屋さん」、中華そばは「ラーメン屋さん」と、スパゲティーやマカロニグラタン屋さん?などをまとめた「他の麺外食」での1世帯あたりの消費金額上位10市です。
おもしろいでしょう?たとえば日本そば・うどんの第1位は高松市で全国平均の約2.2倍使われています。高松市と言えば、みんなも知っている「讃岐うどん」のメッカですよね。そしてラーメンは、山形県が第1位。こちらは全国平均のなんと約2.7倍!スパゲティ屋さんは福岡市が1位というのも意外ですよね。
次はお寿司、和食、中華料理ではこんな感じです。
外食だけ見ても、いずれもずいぶん地域によって差がありますよね。
もっと見てみたいと思ったら、ぜひ検索してみてくださいね。
Q2.調べて分かったものは、なぜみんなの地域では多いのでしょう?
その要因を考えてみてください。(思考力)
こちらは、どうでしたか?先に見た外食でいうと、そのジャンルのお店が多いって言うのはわかりますよね。例えば、全国のラーメン店舗数は35,330軒あるそうですが、人口10万人あたりで何軒あるかというと27.71軒となります。その中で、山形県は10万人あたり70.92軒。2位以下は2位栃木県(51.86軒)の1.4倍の店舗数です。単純にお店の数で見るのではなくそこに住んでいる人口の数で見ることがポイントですね。
あと、歴史をひも解くのも大切です。山形県では、関東大震災の時に横浜の中華街の華僑(かきょう)と言われる海外に移住した中国の人たちが多く避難されたからラーメン屋さんが増えたという話もあります。
生産量が多い、機械工場があるなど、何かしら消費金額が多い理由は必ずあります。なぜだろう?と思ったら、じっくり調べてみてください。そうそう、市役所などに取材に行ってみるというのもいいと思います。
Q3.Q1、2に関係なく、みんなの住む地域の自慢は何ですか?
実は、自分が住んでいる地域のことって意外に知らなかったりしてませんか?
私が住んでいる京都では、「京都人の京都知らず」とも言われています。
また、他の地域から見ると、「へえ~」って思うことが、住んでいる人には日常の当たり前すぎて気がついていない。なので、自慢するものがないなあって思ってしまうものですね。
でも、かならず何かしらあるはずです。
そういえば、「ない」ことを自慢にした都道府県もありました。そう鳥取県。当時、鳥取県には、スターバックスがなく、そこに目をつけた県知事が「スタバはないけど日本一のスナバ(鳥取砂丘のこと)がある」といって県をPRし話題になりましたよね。
ぜひみなさんも、住んでいる地域を改めて見てみて、自慢になること探してみてくださいね。
では、また!