テーマ20 回答例 「マクドナルドの伝説メニューの秘密」
みなさん、こんにちは。
では、早速回答例にいってみましょう。
Q1.飲食店の最も基本的で大切なことを「QSC」といいます。さて、「QSC」とは何でしょうか?(情報収集力)
分かりましたか?回答は、
Quality<クオリティ>=品質
Service<サービス>=サービス
Cleanliness<クレンリネス>=清潔さ
ですね。
少し説明すると・・・
Quality(品質)
具体的には提供するメニューの美味しさ、素材の安心、安全などを指します。利用する私たちからすると当然のことですし、だから安心して利用するんですよね。
Service(サービス)
お店として、心地よい空間をつくること。これは、テーブルやいす、あるいは照明BGMなどや、マクドナルドで言えば、手を洗うところ、ナプキンそしてWifi環境などもそれに当たります。そして、ドライブスルーや郊外のマクドナルドにはキッズルームや遊具なんかもありますね。
そして、一番のサービス提供がそこで働く人のおもてなしなんですね。
マクドナルドでは、「クルー」と呼ばれるアルバイトのスタッフのほか、「トレーナー」と呼ばれるクルーのトレーニングを行う人、そして「スター」と呼ばれる接客・サービスのスペシャリストとして、お客さまをおもてなしするお客さま係の方と全体をまとめるチームリーダー役の「スウィング・マネージャー」で構成されています。
おもてなし役を「スター」というあたり、一番お店の中で重要な役割と考えていることが分かりますね。
Cleanliness(清潔さ)
これは、もちろん衛生的な厨房、調理器具をキープする、客席やお店の床などを常に清潔にしておくことですね。よく「スター」と思われる方が、フロアに立って目配りしながら、ゴミや汚れを清掃されていますね。
そうそう、クレンリネスでいえば、
一番そのレベルが分かる場所ってどこか分かりますか?
実は、トイレなんですよ。一番、汚れやすい場所ですよね。
みなさんどうですか?トイレが清潔なお店と、そうでないお店どちらに行きたいですか?
当然、清潔な方ですよね。
なので、私のような仕事をしている人は、お店に入ったら必ずトイレに行って清潔さをチェックしたりするんですよ。必ずと言っていいほど、トイレが清潔に整えられているお店はいいお店です。みなさんも、是非チェックしてみてください!
Q2.マクドナルドでは、この「QSC」にもうひとつVをつけて「QSC&V」としてレストラン・ビジネスの理念としています。では、Vとは何でしょうか?(情報収集力)
これも、マクドナルドのホームページに行くと、すぐ分かりましたよね。
Vは、Value<バリュー>=価値です。
マクドナルドでは、具体的には以下のように説明されています。
Q(品質)、S(サービス)、C(清潔さ)が最高の形で結びついたとき生まれるのが、さまざまなValue(価値)。それは、おいしいものをおいしく食べられる素敵な空間、家族の笑顔がこぼれるくつろぎの場、いつ行っても楽しい場所、車に乗ったままで買えるドライブスルー。お客様の「満足」につながるものすべてがValue (価値)なのです。本物のV(価値)を生み出すために、私たちは常に完成されたQ、S、Cの実践を心掛けています。
http://www.mcdonalds.co.jp/company/outline/rinen/
このことをマーケティングでは、「体験価値」といいます。
マクドナルドに行く、自転車を止める、お店に入る、カウンターに行く、オーダーをする、ハンバーガーを待つ、受け取る、テーブルで食べる、トイレに行く・・・お店を出るまでは全てマクドナルドでの体験ですよね。その一つ一つにみなさんは何かしらの感情を持ちますよね。それが価値なんですね。マクドナルドでは、その感情を最高にいいものにしよう!とQ(品質)、S(サービス)、C(清潔さ)を軸に考えます!ということが、QSC&Vとして表明されています。
Q3.さて、「スマイル¥0」は、QSCのどれにあたるものでしょうか?(思考力)
もうわかりますよね。
「スマイル¥0」は、S(サービス)にあたります。
私たちへの宣言でもあり、そこで働くクルー一人ひとりの「ココロ」の約束が「スマイル¥0」何ですね。
なんだか、マクドナルドの仕事一度体験したくなりましたね。
ちなみに、マクドナルドでは、このQSC&Vをふくめマクドナルドの仕事をみなさんに体験をしてもらい、みなさんのミライに役立ててもらうキャリア教育の支援も行っていらっしゃいます。
マクドナルドのキャリア教育支援
http://www.mcdonalds.co.jp/company/community/mc_discovery/
今回は、マクドナルドのPRのようになっちゃいましたね。
私は関わっている?
いえいえ、一切関わっておりません。<笑>
どんな、飲食店、レストランでも実践されている「QSC」ということと、もらってそこに込められた思いから、何かしら気付きが生まれるとと思い、今回はみなさんに紹介しました。
いよいよ、テーマも20個まで行きました。年内にあと10個くらいできるかなあ。
一度、整理しないとかなとも思っています。
では、また。
授業テーマ20 「マクドナルドの伝説メニューの秘密」
みなさん、こんにちは。
今日は、みなさん大好きなあのマクドナルドからテーマを考えてみました。
みなさんよく行かれてますか?
マクドナルドの店舗数は国内2,898店(2018年12月)で、売上は2,536億(2017年12月)です。<ちなみに、モスバーガーは、国内で1,341店(2018年3月期)>
さて、みなさんのマクドナルドおすすめメニューは何ですか?
私のおすすめメニューは・・・・あの伝説のメニューです。
それは、「スマイル¥0」メニュー。<笑>
このメニュー、実は日本にしか無いみたいなんです!
この「スマイル¥0」メニューは、1971年に日本にマクドナルドができた時からずっとありました。「スマイル¥0」は、「どんなときであっても、お客様を最高の笑顔でおもてなしする」というマクドナルドの原点であり、社員・クルー全員の思いを象徴する存在とされているメニューです。
これをメニューとして提供するというのがユニークな所ですが、そのユニークさからか、お客の方が他のメニューを頼まず「スマイル0円」だけを頼むなどで、クルー(マクドナルドで言うアルバイトのこと)のストレス増大・・・などの都市伝説的なうわさもあってかどうか2012年にその表示がメニューから無くなりました。
(マクドナルドのプレスリリースでは、デザインの都合上と記載されています。 http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2015/promotion/promo0521a.html )
その後、マクドナルドに大きな衝撃的なことが起こりました。
2014年7月、中国メーカーが使用期限切れの鶏肉を使ってしまい、そのチキンナゲットを販売してしまう。さらに、2015年1月に異物混入が起こり、その際の会社の対応も問題となって、当時お客さまの数は30%も激減したようです。行かなくなったお客さまこそ、本当にマクドナルドが好きだった「マックファン」だったとも言われています。
そこでマクドナルドは、食品品質の管理等を強化するのは当然のこと、お客様との対話活動を社長自らが行いながら、様々な点で改善を行いました。
そして、その改善の姿勢を表すために2015年5月25日、「スマイル¥0」がマクドナルドの全時間帯のメニューに完全復活。
その後、マックデリバリーにも「スマイル¥0」を広げ、オーダーすれば、届けられる際の紙袋には手書きで「Thank you」のあとにスマイルマークが描いてあるそうです。
なぜ、こんな話をしているのかというと、2018年8月20日に長野のモスバーガーで食中毒が発生し、2つの店舗で3日間の営業停止ということがあったからです。
飲食店やレストランにとっては、絶対あってならないことですが、起こってしまうんですね。もちろん、モスバーガーではお詫びと再発防止策をすでに実施されています。
そこで、今回はみなさんに知っておいてほしいことをクエスチョンにしたいと思います。
Q1.飲食店の最も基本的で大切なことを「QSC」といいます。さて、「QSC」とは何でしょうか?(情報収集力)
ネット検索ですぐ出てきますよ。それぞれのアルファベットが示すものと、意味を教えてくださいね。
Q2.マクドナルドでは、この「QSC」にもうひとつVをつけて「QSC&V」としてレストラン・ビジネスの理念としています。では、Vとは何でしょうか?(情報収集力)
これも、ネット検索ですぐ出てきますよ。アルファベットが示すものと、意味を教えてくださいね。
Q3.さて、「スマイル¥0」は、QSCのどれにあたるものでしょうか?(思考力)
もうわかりますよね。
秋から冬って、じつは食中毒が多くなる時期なんですよ。
みなさんも、各自「C」に気をつけてくださいね。
では、また。
テーマ19回答例 「ミライの仕事になる?『シェアリングエコノミー』って知ってる?」
みなさん、こんにちは。
今回のテーマは、どうでしたか?ちょっと難しかったかな~。
2014年にこれからの10~20年で今ある職種の半分がなくなる!ってアメリカで言われ始めました。けれど、今回取り上げたシェアリングエコノミーなど、これまでなかったビジネスもたくさん生まれてくる。無くなるもののあれば、新たな職種も生まれるんです!
こういったこれからのビジネスを作っていくのは誰なんでしょうね?
もちろん!みなさんですよね~!。
だから、ミライに不安になる必要は全くなくって、逆にワクワクしてもらいたいなあと思っています。
ちなみに、シェアリングエコノミービジネスの社長さん、代表者の方の年齢っていくつくらいだと思いますか?少し調べてみました。(誤認あればご指摘ください)
Makuake(マクアケ)https://www.makuake.com/
中山亮太郎さん(1982年生まれ 36歳 2013年31歳で会社設立)
Ready for(レディ フォー) https://readyfor.jp/
米良はるかさん(1987年生まれ 31歳 2011年27歳で会社設立)
mercari(メルカリ) https://www.mercari.com/jp/
山田新太郎さん(1977年生まれ 41歳 2013年 36歳で会社設立)
当然、みなさん自ら起業された方ですからねー。すごいですよね!
もっといえば、大学生の時に起業される方もたくさんいますし、だからみなさんの中から次の新しいビジネスを作る方が出てくるのも当然かと思います。
では、回答例です。
Q1.これらのビジネスに共通することは何でしょうか(思考力)
もちろん、貸したい人と借りたい人をつなぐことは同じですよ。もっといろいろ共通することがないかな。ちょっといろいろ考えてみてください。
どうでしたか?
3つの視点で見てみます。
1)貸したい人に共通すること。
私の考えは、貸したい人に共通することは、「時間の有効活用」です。
お金、モノ、スキル、空間、移動・・・貸すものはことなりますが、どれも時間、もっといえば「アイドルタイム」を有効に使おうというのが共通することです。
「アイドルタイム」?
ここでいう「アイドル」というのは、日本語では「無作業、遊休」という意味です。
つまり、お金、モノ、スキル、空間、移動(手段)の使わない時間を上手く使おうと考えるのが貸したい人の共通することです。お金であれば、貯金しているよりクラウドファンディングでお金を使う方がいいと考える。
持っているモノや駐車場など使う時もあるけど、使わない時に誰かに使ってもらおう。私こんな資格や、技術を持っているけど、使わない時(時間のある時)に誰かを助けてあげよう。っていうことですね。
メルカリは違う?いえ、おそらく使わなくなったモノを持っておいても時間がもったいない。次にしたい時間のために有効にお金に変えようとも言えますし、最近では必要な時だけ買って使って、必要では無くなったらメルカリにと最初から考えてモノを購入する方もいらっしゃるようです。
2)借りたい人に共通すること。
1つはこちらも「時間の有効活用」が共通すること。
何かしらの目的に対して「今すぐ・・・」「できるだけ早く~」「その時だけ・・・」必要なんですよね。だからその欲しいお金、モノ、スキル、設備を持っている人と協働して、早くそれを実現する。やはり「時間」ですよね。
もう一つは「できるだけお得に」が共通点かと。
だから、シェアリングエコノミービジネスは貸すものは変われど、「時間のシェアリング」がポイントかと私は思います。
3)このビジネスで絶対必要なること。
こちらはどうでしたか?このビジネスに絶対必要なのは・・・そう「IT」ですよね。
パソコンやスマホがあるから、個々人がいつでもできるんですね。
パソコンやスマホの無い時代にもこのようなビジネスはあったと思いますが、貸す方も借りる方も極めて小さな地域や、エリアでしかできなかったと思います。すると、お互いシェアリングを行える機会は少なくなりますよね。その意味で、「数多くの人々とつながれる」ITのチカラで成立するビジネスと言えます。
それからもう一つ。貸す方と借りる方の相互信頼を保証する必要がありますね。今あるこれらのビジネスに全くトラブルはないとは言えませんが、各会社ではおそらく気を使っているところではないかと思います。
Q2.これらのビジネスが広がると、みんなの生活に変化が生まれます。ではどんな変化が生まれるでしょう。
(思考力)難しいかな~笑。でも、この変化はきっと皆さんのミライを変えると私は思いますよ。
私が考える回答例は2つ。ちょっとミライに向けて極端なことを話しますね。
1)「所有」より「使用」へ=消費が変わる?
これまでみなさんもそうだったように、商品は自分で買って「所有する」というのが当たり前でした。しかし、シェアリングエコノミーの世界では、「所有する」ことが前提にならなくなると思いませんか?所有しなくてもシェアリングエコノミーを使うと、所有の先にある「使うこと」だけを得ることができるかもしれない。
クラウドファンディングでは、お金を持っていなくても、世の中の人へ自分たちが行いたいことを説明し、賛同してくれれば、みんなのお金をつかって実現することができる。シェアバイクも自転車持っていなくても、借りて移動することができる。
これは消費の大きな転換ではないでしょうか。
「買う」から「借りる」、「所有」より「使用」が消費の形になる。その意味では、以前からあるレンタルサービスなどもこれまでレンタルではなかった商品などでもっと広がるかもしれませんね。そういえば最近、ビジネススーツのビジネス出てきましたね。
2)「就職」から「個業」「起業」へ=仕事や働き方が変わる?
これまで見てきたようにシェアリングエコノミーは、貸したい人と借りたい人をつなぐことですが、この「人」は個人である場合が多いですよね(もちろん企業対企業もあります)。とすると・・・貸したい人は、個人でお金を得ることができる。(まあ、今はこれだけで生活できるほどお金がもらえる人はごくわずかですが。)
今は会社の多くは、所属する社員がその会社の仕事以外の別の仕事をする(副業といいます)ことは認められていないのですが、これから、人出不足もあって、政府推進はもっと副業や兼業を促そうとしています。となると、ますます会社で働くことだけがお金を稼ぐ手段では無くなる。(今はまだ4分の3の企業が反対のようです。)
みなさんの多くは自分のミライをこんな風に考えていませんか?
「これから行きたい高校・大学に入って勉強して、どこかの行きたい企業に就職して仕事をするんだ」
おそらくほとんどがそう思っていると思います。
が、ですよ・・・よのなかひょっとしたら企業に就職することだけが、お金を稼ぐ手段では無くなるかもしれない。就職だけが、みなさんのしたいことができる、そのことを通じて世の中を良くする、そんなミライの選択肢の全てではないのかもしれない。
「個人で仕事をする(個業)」「仲間と起業する」のも本当にありなのかもしれません。日本では起業する人がこれまでは少なかったんですが、おそらくこれからは増えるのではと期待してたりします。
みなさんの周りにある小さなお店の店主さんも、自分のしたいことで世の中を良くしようと頑張っている起業家さんの一人なのかもしれません。気になるお店があれば、なぜその仕事を始めたのかぜひ話を聞いてみるのも良いかもしれません。
また、「マクアケ」や「レディ フォー」、「メルカリ」の代表の方も最初は会社に就職されましたが、そこから起業されている。会社に入って必要なスキルを身につけ、アイデアを出し、賛同者とつながり起業する。そんなのも大いにありだと思います。
特にITは進化のスピードが速い。進化すれば社会は変化し、みんなの生活も変化します。
変化はチャンス!とマーケティングでは捉えます。
だから、みなさんにはたくさんのチャンスがこれから待っている。
みなさん、一人ひとりのこれからのミライを柔軟に考えてみませんか?
今ある、知っている「よのなか」ではないミライが広がっている。
そのミライにみなさんは生きる。
今は、そのためにどんどんいろいろなことを知って、チャレンジして体験し、失敗もし、自分自身を磨いてください。
個のチカラがこれからますます大切になると思います
これから事あるたびに、自分のできることを広げ、したいことを見つけ、仲間とできる、したいことも話あったりして、そのことで世の中をどんなふうに良くなるか、良くしたいかをまた考える。
そして、そのしたいことをするには何をできないとといけないかを考える。
すると、今すべきことが見えてくるようになると思います。
そんな体験、経験の中にミライが見えてくるような気がします。
途中で方向転換も全然大丈夫!なんたって人生100年時代なんですから笑
Q3さあ、例えばですが、みんなも新しいシェアリングエコノミーを考えてみてください。(思考力)
と言われても・・・なので、借りたい人をみなさん、つまり中学生・高校生だとして考えてみるのはどうかな?
一度、トライしてみてください。
なので、このクエスチョンをつくりました。みなさんアイデア満載でしょうから、あえて回答例は無しで良いですか?笑
今回は、なんだか私の思いが先走った回答例となりました。
ここまでご愛読ありがとうございます。
では、また。
授業テーマ19 「ミライの仕事になる?『シェアリングエコノミー』って知ってる?」
みなさんこんにちは。
今日は少しミライを見据えたテーマにするね。
みなさんは、「シェアエアリングエコノミー」って聞いたことはあるかな?
「シェアリング・エコノミー」とは、典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスであり、貸主は遊休資産の活用による収入、借主は所有することなく利用ができるというメリットがある。貸し借りが成立するためには信頼関係の担保が必要であるが、そのためにソーシャルメディアの特性である情報交換に基づく緩やかなコミュニティの機能を活用することができる。
なんだか難しそう?
もう少し分かりやすく言うと、みんなが持っているモノや、お金、場所なんかを貸し借りできるような場を作って、借りたい人と、貸したい人をつなげるビジネスのこと。
もっと具体的には、日本シェアリングエコノミー協会
https://sharing-economy.jp/ja/
というところが分かりやすくまとめているので、それを見てみると、大きく5つに分けて説明しています。
1.シェア×お金
クラウドファンディングって分かるかな?(カタカナばっかり出てくるね)
アイデアがあってこんな商品を作りたいとか、こんな場所がつくりたい、あるいはこんなイベントをやってみたいとか考えている人がいて、実現したいんだけど、そのためのおカネがないという人が宣言して、みんなにそのアイデアに共感してもらって、おカネを少しずつ投資して実現する場を作って運営するビジネスのことをクラウドファンディングといいます。
おカネを投資した人には、目標額に達成した時に、その見返りとして何かしらの権利、例えばできた商品を先に買えるとか、イベントに参加できるとかの権利もらいます。(細かく言うと、単に寄付する場合もあります)この場の運営者は集まったおカネから手数料をもらいます。
どんなところがあるかというと、
Makuake(マクアケ)https://www.makuake.com/
Ready for(レディ フォー) https://readyfor.jp/
などが有名です。
2.シェア×モノ
これは、いわゆる個人同士のフリマーケットやレンタルサービスを行う場を作って、運営するビジネス。
みんなも知ってる
mercari(メルカリ) https://www.mercari.com/jp/
ヤフオク https://auctions.yahoo.co.jp/topic/promo/oneprice/
などのフリーマーケットなんかもあるけど
たとえば、
Laxus(ラクサス) https://laxus.co/#
のように月額6,800円で、ブランド物のバッグをレンタルできるサービスとか
もっと凄いのは、
Jukies(ジューキース) https://jukies.net/
といって、建設に必要なトラックや発電機、クレーンなんかを貸したい会社と借りたい会社をつなげる場なんていうのもある。
これがシェア×モノ。
3.シェア×スキル
これは、家事代行・介護・育児・知識・料理・教育・観光などの分野でスキル(知識や技術)のある人を、そんなスキルを持っている人を探している人とつなげるビジネス。
4.シェア×空間
これは、ホームシェア・駐車場・会議室などの貸し借りをつなげるビジネスで、最近ではAirbnb(エアビーアンドビー) https://www.airbnb.jp/の民泊とか有名だよね。
5.移動=カーシェア・ライドシェア・シェアサイクル
こちらは、タクシーの相乗り、自動車の個人間の貸し借り、あるいは自転車のレンタルなどのことですね。
10年前にはなかったこういったビジネスをシェアリングエコノミーといいます。
では、このシェアリングエコノミーからみなさんに考えてもらいましょう。
Q1.これらのビジネスに共通することは何でしょうか(思考力)
3つの視点で考えてみてください。
もちろん、貸したい人と借りたい人をつなぐことは同じですよ。もっといろいろ共通することがないかな。
1つ目は、貸したい人に共通すること。
2つ目に借りたい人に共通すること。
3つ目にこのビジネスで絶対必要なること。
ちょっといろいろ考えてみてください。
Q2.これらのビジネスが広がると、みんなの生活に変化が生まれます。ではどんな変化が生まれるでしょう。(思考力)
難しいかな~笑。でも、この変化はきっと皆さんのミライを変えると私は思いますよ。
Q3.さあ、例えばですが、みんなも新しいシェアリングエコノミーを考えてみてください。(思考力)
と言われても・・・なので、借りたい人をみなさん、つまり中学生・高校生だとして考えてみるのはどうかな?
一度、トライしてみてください。
では、また。
よのなかマーケティング授業テーマ活用法
みなさん、こんにちは。
このブログをはじめて、8ヶ月。
8~9月になって、これまで多くの方に見に来てもらえるようになりました。
ありがとうございます!
今日は、おそらく見ていただいている(そうであってほしいなあと思っています)
学校の先生方などへ、このブログの活用方法についてご相談させていただきたく思います。
私は一般社団法人 キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会
が認定する「キャリア教育コーディネーター」という資格を3年前に取らせていただきました。
キャリア教育コーディネーターとは、
「キャリア教育コーディネーターとは、地域社会が持つ教育資源と学校を結びつけ、児童・生徒等の多様な能力を活用する「場」*1を提供することを通じ、キャリア教育の支援を行うプロフェショナルである。
常に学校や児童・生徒等の現状を理解し、キャリア教育コーディネーターとして一定の知識・技能習得後も自ら学び成長し続けていく努力を怠らず、我が国のキャリア教育の発展に努める。
*1「場」とは、ものづくりや職場での体験活動などの場所という狭義の意味だけでなく、地域社会が持つ教育資源を活用した学びの機会という意味を含む。」
引用)
http://www.human-edu.jp/coordinator
具体的には、各学校の教育理念や運営方針あるいは、現状の課題をお聞かせいただきながら、授業を通した学校課題解決として、地域や社会にある教育資源=地域の人、企業、施設などをコーディネートし、キャリア教育としての授業プログラムを作り、学校での実践サポートを行う活動となります。この授業を通じ、児童・生徒に対し、身につけてほしい能力を養い、また学校の教科と社会のつながりに気づいてもらい、学習意欲の向上につなげることも狙いとしています。
全国に現在317名(2017年8月現在)のコーディネーターが活躍しています。
2018年もさらにコーディネーターが増えていると思います。
2020年の新学習指導要領で基本理念となっている「社会に開かれた教育課程」の実現にこのキャリア教育が果たす役割は大きいと考えられています。
本来は、上記のような活動が中心ですが、先生方に総合的な学習の時間や各学年、各教科における学習の狙いに合わせて、また短時間授業等で、身近な社会の動き・事象をテーマに取り上げ、アクティブラーニング型で児童・生徒と対話をしながら、つけたい資質や能力を養っていただく機会を頻度高く、日常的に増やせないかと考え、本職で様々な企業のマーケティング支援を行っていることから、マーケティングで社会事象を見てみようとブログを開設しています。
開設当初にも触れましたが、マーケティングは学校で学ぶ科目を総合的に活用することが求められるものと考えています。情報収集をし、分析し、問題を発見し、解決方法を考え、伝える・・・まさに何を学び、どう生かすかを考えてもらういい題材と思っています。
「授業テーマに使えそう」・・・と思っていただけているのが前提ですが、その活用については、先生方がプロですので、授業プログラムは想定されているとは思います。そこで一度、私自身が想定している活用法をお聞き頂き、それに対して何かご指導・ご意見いただければと思います。よろしくお願いいたします。
◎こう使えるかなと想定している授業プログラム
1.事前課題の提示(オリエンテーション・オープンディスカッション)
授業テーマを投げかけ、それぞれの子どもたちがその段階で、どの程度の理解・意見を持っているかを共有する。子どもたち自身が多様な仮説など持ってもらえるとさらに良いかと。
2.児童・生徒に特につけたい資質・能力に合わせ、次回までの課題を提示する。
情報収集力、問題発見力、創造力、コミュニケーション力(プレゼンテーション力)チームワーク力、相互理解力など、特につけたい資質や能力を使う機会・時間を課題として提示する。
3.次回の授業で課題活動を共有する。
各自の課題活動をチーム単位で共有し、チームとしての総合見解をまとめてもらう。
4.先生方や他のチームから補足すべき情報や質問、アドバイスを投げかけてもらう。
5.再度討議し、チームごとの最終見解を発表してもらう。
6.この授業を通し、児童・生徒がやったこと、分かったこと(何ができたか)、次にやりたいこと(学んだことをどう生かすか)等を振り返ってもらう。
7.先生として、狙いとしていた「つけたい資質や能力」を養う機会になったか検証する。
というような想定をしています。もちろん、短時間で行う方法や逆に時間をかける方法もあるかと思っています。また、おそらく本当は学習シートなどが必要と思いますが、そこは先生にお任せするとして、まずは、児童・生徒にわかりやすい身近で、タイムリーなテーマと、その背景や意味をマーケティングを使って回答例として定期的に発信できればと思っております。
そのようなことを踏まえ、できれば先生方の実際のご活用方法や、その他内容等へのご意見、ご要望など含めましてお聞かせいただければ幸いです。
※本ブログへのコメント投稿は、そのまま公開されることはありませんので、忌憚のないご指導、ご意見いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ではまた、ひきつづき、よろしくお願いします。
テーマ18 回答例「自販機の秘密」
みなさん、こんにちは。
9月になりました。新学期スタートですね。2学期も学校生活楽しんでくださいね。
では、今回のテーマ自販機の秘密の回答例です。
Q1皆さんの周りにある自動販売機をよ〜く見て、並べ方の狙いを考えてみてください。(情報収集力 思考力)
どうですか?色々自販機見てもらえましたか?街の中にたくさんある身近な自動販売機にも皆さんにとって気づきになることが沢山あるんですね。
ちなみに、2016年に一般社団法人日本自動販売機工業会が発表した資料
https://www.jvma.or.jp/information/fukyu2016.pdf
によると、2016年末の自動販売機の普及台数は約491万台あるそうです。491万台のうち、247万4600台が飲料自販機で、全体の50%を占めていますが、2015年よりは2.9%減少しているようです。コンビニエンスストアが増えたことや低価格商品自動販売機(=100円自動販売機のことかな?)の影響で自動販売機の販売金額が減少して、新たに設置しようとされるところが減っているようです。
たしかにね~ですね。
で、この自動販売機の秘密を公開していきます。
そこで、自動販売機を用意しました!(笑)
じゃーん。どうでしょう笑。写真が使えないので、パワーポイントで作ってみました。これをつかって、お教えします。
まずは、皆さんどこに立ちますか?真ん中?ではないですよね。
そう、お金を入れる右側に寄って立つと思います。
では、バーチャルで(笑)立って見ましょうね。
はい。そのあたりですかね(ちょっと背が高いすぎ(笑)?)
えっ、左利きだからもっと右! そう!そうなんですね。コインを入れるのにいつも利き腕を使う人が多いですよね。なので、上の絵だと右利きの人の立ち位置になりますね。わかりました!では左利きの君も立ってみましょう。
こんなところでしょうか?もっと右かも知れませんね。
では、早速買ってみようと思いますが・・・・
皆さんの多くは、この位置からあまり動くことないと思います。とすると、2つのことを自販機側の方々は考えなければなりません。
ひとつは、手が届く範囲。皆さんもやってみるとよいのですが、大体全てのボタンには手が届くと思います。でも押しやすいところと、押しづらそうなところがあると思います。特に左利きの方はそうかもしれません。
ちょっと右利きの君で言うと・・・
こんな感じでしょうか?濃い黄色のところは押しやすいけど、薄い黄色のところは手を伸ばす感じになりますよね。
もうひとつは、視野。お金を入れて立つということは、かなり自販機に近付いています。ということは、視野は全部にいきわたりにくくなりますよね。
わかりやすいように、ちょっと極端に説明すると・・・
緑あたりの範囲には視線が行きやすいですよね。
ここが、ポイントです!
沢山の種類の商品を並べることの出来る自動販売機ほど、ボタンを押してもらいやすかったり、見てもらいやすい場所があって、みんなが均等に見て、押してもらえるわけではないんですね。
だから、どこに、何を並べるかを考えないといけないというわけです。
で、一般的に飲料メーカーの担当者はどう考えているか?
みなさんも見てきて考えてくれたと思いますが、実はこういう考えで並べる自動販売機が多いです。
まずは、ゴールデンゾーンとよばれるところ。具体的にはここといわれています。
なぜかというと、お金を入れる投入口に一番近いから。お金を入れて、ふと目を上げたところです。ここには今一番売りたいものを並べる場合が多いですね。夏限定のとか、新製品とか、気付いてもらって、これ試してみようと思ってもらうような商品をならべます。
次は、2番目に大切なゾーン。
そうこのあたりですね。ここもゴールデンゾーンと同様に売りたい商品を並べることが多いゾーンです。たとえば、最近では100円の飲料が増えましたが、それよりも少し付加価値の高い商品で130円で売るようなものでしょうか?缶でなくボトルのコーヒーなどがそれにあたると思います。
そんな風になっていませんか?
では、ここってどんな商品が並べられると思いますか?
視線は行きにくいし、手も伸ばす必要がありますね。実はここは指名買いの多い商品を並べます。指名買い商品というのは、選ぶことなく「これが飲みたい!」と思ってもらってもらっているような商品のこと。この商品は自販機の前で探してでも買いたいと見渡してもらえるので、この位置でも売れるんですね。
以前は、ここに並べる商品はその飲料メーカーの代表選手の場合が多かったのですが、最近よく見てみると、それぞれの自販機で一番良く売れているものがこの位置にあったりするように私は見ています。自販機の中の商品の販売数を見て分析をして並べ方を改善する。あるいは、売れる商品は、いくつも並べることで、品切れをおこさないなど、工夫をしながら、並べていくことで自販機あたりの販売額を最大にしていく、そんなことを行いながら、皆さんに立ち寄ってもらえる自販機を各社が目指しています。
よく考えてあるでしょう~笑
では他の位置は売れないの?とおもった方もいらっしゃると思います。他の位置はなかなか見てもらえないので、どうするかといえば、目立つように演出をする。よく目立つ色のシールを貼ったり、陳列商品の下に台を置いたり、背景色を変えたりしているでしょう?あれです。こういったものをPOP(ピーオーピーとかポップ)とか言います。これで、買いに来た人に「見て!見て」とアピールをして、少しでも選んでもらえるようにされています。
こんな風にね。
なるほど~でしょうか?
今回は、自販機で並べ方の秘密を皆さんに考えてもらいましたが、これ実はコンビニエンスストアやスーパーあるいは様々なお店で同じように色々考えてされていることなんです。そのあたりは、今後またテーマにしていきます。
いかがでしたか?
自販機ひとつにもこういったことを考える仕事があることもわかりましたね。
実は以前に飲料メーカーさんのトラックに乗って、商品を補充する体験をしたことがあります。当時、20年位前かなあ、商品を補充するのは、担当者のカンと経験に頼る部分が多かったんです。あそこの自販機は多分これが売り切れているとか、担当者が考えて行くのですが、外れている場合もあって大変そうでしたが、今は自動販売機の中に通信機能があって、どの自動販売機でどの商品がなくなっているというのが行く前からわかるようになっています。その情報を元に行く順序や道なども一番時間のかからない方法でいけるようになりました。猛暑の中、みんなのために自動販売機に売り切れを出さずに走るトラックと担当者にを見かけたら、そんなことも思い出してもらいつつ、感謝してもらえると嬉しいです。
では、また。
授業テーマ18「自動販売機の秘密」
みなさん、こんにちは。
まだまだ暑い日がつづいてますが、皆さんお元気ですか?
皆さん、今年は自動販売機にとてもお世話になっているのではないかと思います。
今年の猛暑や豪雨の影響でどこの飲料メーカーさんも、生産が追いつかず、自動販売機でもこんな表示を見かけることが多いですね。
そこで、今回は自動販売機の秘密を少し皆さんと考えてみたいと思います。
皆さん自動販売機で飲料を選ぶとき、どうしています?
「決まったものを選ぶ」時もあれば、「どうしようかなあ」と迷いながら選ぶときもあるかと思います。
実は、自動販売機にはそんな皆さんの気持ちを捉えた仕掛けがしてあるのは知ってますか?
それは、自動販売機に並んでいる商品の並べ方。
自動販売機の商品一つ一つの位置には意味があります。それぞれの商品が入ってる枠のことを「コラム」といいます。そのコラムにどの商品を置くと、一番良く買ってもらえるかを考えて商品を配置しています。
では、そのあたりを実際の自動販売機をみて、皆さんと考えて見ましょう。
今回のクエスチョンです。
Q1皆さんの周りにある自動販売機をよ〜く見て、並べ方の狙いを考えてみてください。(情報収集力 思考力)
どの自動販売機も共通する狙いがありますよー。
ホントは写真を載せたいけど、著作権に抵触する可能性がある?ので、実際見に行ってくださいませ。
どうです?わかりました?
ヒントは、自動販売機の前に立ったときの自分が居る位置かな。
そういえばですが、自動販売機は右利きの人は感じないのですが、左利きの人には少し買いにくいといわれてたりします。
思ったことをどんどん上げてみてくださいね。
では、今回はこの一問で。
テーマ17 回答例「サッカーという仕事を考えよう」
みなさん、こんにちは。
サッカーをテーマにした今回は、みなさん楽しかったですか?
では、早速回答例にいってみましょう。
Q1. 選手以外で、サッカーをするために必要な仕事ってどんなものがあるでしょうか?(情報収集力)
どうでしょう?
少し調べてみると、プロサッカーチームには、選手以外に、これだけの仕事があるようです。
・強化部長
=チームの編成責任者。監督、選手、コーチの評価や獲得まですべて行う。
・監督
=試合の戦術、ポジション、選手交代を決定する
・コーチ
=監督の補佐(監督から選手への指示伝達フォロー、問題発見、監督への報告、提案)
・アシスタントコーチ
=コーチの補佐(コーチから選手への指示伝達フォロー、問題発見、コーチへの報告、提案)
・GKコーチ
=ゴールキーパーのトレーニング
・フィジカルコーチ
=選手の筋力アップ、コンディションを安定させる
・試合分析
=映像や過去データを使って、相手チームを分析する
・通訳
=外国人選手の通訳をする
・ドクター
=選手のけがの治療を行う。病院との契約も多い
・トレーナー
=選手のマッサージやけがの治療を行う
・主務
=チームのスケジュール管理、練習場の確保など
・マネージャー
=用具管理、練習の用具を準備する
・スカウト
=新しい選手の情報を収集する
などの仕事があって、ようやくチームが成立します。
選手は一般的に約30名くらい登録しているようですが、上記の仕事をする人も合計すると、ほぼ同数くらいいらっしゃるそうです。みなさんどれだけ知っているかな?
おっと、ここまでは、サッカーの試合をするために必要な仕事なんですが、これだけではないんですね。
たとえば、あのユニフォームについているスポンサー企業を契約してくる仕事は?試合をお客さんに観戦に来てもらう仕事は?応援グッズを作ったり、販売したりする仕事は?
そう、これがサッカーチームを運営する会社と言うことになります。
そこには、以下のような仕事があるようです。
・会長、社長、取締役
=会社の意思決定を行う
・営業部長
=スポンサー、チケット販売の責任者
・事業部長
=集客、イベント、試合運営の責任者
・経理総務部長
=経理(お金の管理)、総務(スタッフの人事や福利厚生)の責任者
・アカデミー部部長
=高校中学小学チーム、スクール部門の責任者
・営業部スタッフ
=スポンサーセールス(スポンサーになってもらえるようアプローチする)、スポンサー担ってもらえる企業とスポンサー契約を取り交わす、スポンサーの契約金を集金、チケットを販売、後援会、試合のスポンサー来場対応など
・事業部スタッフ
=試合運営、試合のイベント集客、飲食店や他団体の出店や、参加についての交渉、選手の参加イベント運営
・経理総務スタッフ
=経理業務、総務業務を行う
・広報
=チーム情報、試合イベント、選手情報、試合結果の発信、メディアとの交渉、関係性づくり、記事の露出、チームを広く知ってもらう活動
・グッズ
=応援グッズの開発、販売
・地域担当
=地域イベントへの参加、自治体との関係づくり、試合来場の呼びかけ
・ファンクラブ
=ファンクラブへの企画、商品開発、募集、情報誌などの制作・発送、試合への観戦の呼びかけ
・ユーススタッフ
=高校生チームの運営
・ジュニアスタッフ
=中学生チームの運営
・ジュニアスタッフ
=小学生チームの運営
・スクールコーチ
=幼稚園、小学校のスクール活動の展開
など
どうですか?多くの仕事があって、サッカーチームと同様、裏方の仕事もチームワークで仕事を進めていることが分かりましたね。で、ここで仕事をしている人々の共通点は、みんなサッカーが好き!なこと、そしておそらくみんな自信を持って仕事に取り組んでおられると思います。
小さいころからサッカー選手になりたいと思う皆さんにとって、一番いいのは全員がサッカー選手になれることですが、ご存知のようにみんながなれる仕事ではないのも事実。
もちろん、その目標に向かって頑張ることはとても素晴らしいことです。でも、なかなか上手くならないとか、ライバルがすごい!とか、あるいはケガをしてしまって・・・あきらめざるを得なかった時、
ひょっとすると、「好きなサッカーに関わる仕事にしたい!」と考えれば、こんなにたくさんの仕事があるのがサッカーです。
好きなサッカーを仕事にできる可能性は広がるのではないでしょうか?
私はみなさんが、好きなことを仕事にしてもらうのが一番と考えます。
今回はそんなことを少しお伝えするために、このテーマにしてみました。
Q2. その仕事の中で、やってみたいなあと思う仕事または、これなら私できそう!という仕事を見つけてください。(思考力)
どうですか?この回答例はありません。みなさん自身のやってみたいこと、それが正解です。
Q3. その仕事をホントにしようとしたら、どんなことをするとその仕事につけるでしょうか?(情報収集力)
こちらはどうでしょう?
どの仕事もそうですが、その仕事に必要な知識や能力、技術は異なりますよね。もちろん、仕事に就いてから、学んでいくことも多いですが、今中学なら高校で、今高校なら大学でいち早くそれを学んでいくこともその仕事につける可能性につながりますよね。
ホントはこうやってこれからの進路を決めてほしいんです。偏差値がいくつだから、その偏差値で合格できそうな高校、大学を選ぶというのは、少し違うように私は思うのです。私はこんな仕事がしてみたい!だからそんな仕事に就けるためにこんなことを学んでおきたい!だから、それが学べる高校、大学はここだ!って進路を考えてほしいんです。
就きたい仕事が分からない・・・・
そんなこともあると思います。なので、このブログのように世の中のことを少しづつでも知る機会や、そこにある仕事について少しづつでも知ってもらいたいなあと思っています。
まだ決めなくても・・・・
そうですね。でも決めなくてもいいけど、知っておくのは少しでも早い方がよいかなあとも考えます。
とにかく、好きな仕事についてもらいたいと思います。
例えば、サッカーチームや運営会社の仕事では、チームの監督やコーチ陣は、やはりサッカーの経験が必要ですね。また、フィジカルコーチは、医者に代わって「代替治療」を行う必要があり、代替医療が行えるのは、鍼灸師やあん摩、マッサージ師、柔道整復師などの資格を持つ必要があります。
また、試合分析に携わる人は、試合の経験のほかにITの技術や、分析に必要な能力が必要になりますよね。通訳は、もちろん語学力ですし、マネージャーは用具に対する最新の情報と活用方法を知って行かないといけません。運営会社で言っても、営業部スタッフや事業部スタッフ、広報などは企画力やクリエイティブ力は必要かと思います。
そして、どの仕事にも共通して必要なのはコミュニケーション力。
なんと言ってもチームワークで行う仕事ばかりですから、相手のことが理解でき、こちらの考えがきちんと伝えられなければならないですものね。
一度、皆さんのなりたい仕事をインターネットで「○○になるには」で検索してみてください。
また、それぞれの仕事に必要なチカラの中に、今自分が得意とすること、あるいは興味や関心があることがあれば、是非トライしてみてください。
どうやってトライするのか?
すぐできることは、学校の教科の中にもありますよね。
医療であれば、理科とか生物、あるいは保健体育、IT系はもちろんプログラミング学習などでしょうか?共通能力としてのコミュニケーション力は、国語や英語に算数・数学なんかも関わってくると思います。
どうですか?少し学校の勉強にも関心が出てきたかな笑。
自分が好きなことを仕事にしてほしい。そのためにも、漠然と仕事を考えるのでなく、今回のテーマのように段階をわけて考えてみることをみなさんへ提案したいと思います。
では、また。
授業テーマ17「サッカーという仕事を考えよう」
みなさんこんにちは
夏休み満喫してますか?
今は、あちこちで部活に頑張る皆さんをよく見かけます。そう言えば高校野球も始まりました!皆さんの頑張りを応援します!あっ、熱中症には気をつけてね。
少し話題は古くなりますが、みなさん、ワールドカップは見てましたか?日本は残念ながらベスト8には入れませんでしたが、とても良い試合をしてくれましたね。サッカーをしているみんなにとっては、サッカー選手になりたい!とますます思ったのではと思います。
今回は、そのサッカーをテーマにしてみたいと思います。
今回のワールドカップで日本はいろいろな意味で世界から見直されましたね。試合ではチームワーク力で世界の強豪に挑む姿が特に評価されました。
また試合以外でも、例えばサポーターによる試合後のゴミ拾いは他の国へも影響し、多くの国のサポーターが同じようにゴミを拾いました。
さらに選手ロッカーも話題になりましたね。ベルギー戦で負け、ロシアを去る日本チームのロッカーが、使用する前よりキレイに片付けられ、机の上にはロシア語でスパシーバ(ありがとう)と言ったメッセージが残されていました。これを行ったのは、キャプテンの長谷部さんによると、スタッフが常に行ってくれているといわれてました。サッカーって選手だけが行うものではないことがよくわかる機会だったと思います。
さあそこでクエスチョンです。
Q1.選手以外で、サッカーをするために必要な仕事ってどんなものがあるでしょうか?
サッカーをしている人には簡単ですかね?(情報収集力)
Q2.その仕事の中で、やってみたいなあと思う仕事または、これ私ならできそう!という仕事を見つけてみてください。(思考力)
単純にやってみたいでもいいし、こんなことをするのが私は好きでもいいし、とにかく見つけてみてください。
Q3.その仕事をホントにしようとしたら、これからどんなことをするとその仕事につけるでしょうか?(情報収集 思考力)
どうだろう?
それでは、また。
テーマ16回答例「ストローが突然悪者になる?」
みなさんこんにちは。
早速回答例にいってみましょう。
Q1.なぜストローなんでしょうか?(情報収集力 思考力)
なぜストローか?いろいろ調べてみると、ストローってほとんどリサイクルされていないようですね。それも一つの要因なのかもしれませんが、他の要因としては、「なくても何とかなるから」では?と思います。
数学でみんなが習ったあれです。必要条件、十分条件、必要十分条件ですね。
容器については、水分を飲むためは必ず必要な物=必要条件となりますが、
ストローは水分を飲むために必ず必要かといえば、なくても飲める物=十分条件に
当たります。(フラペチーノやマックシェイクなどはないと困りますが笑)
まずストローが廃止になった理由は、そんなところにあるようです。
マーケティング的には、生活基盤の商品と生活提案の商品という商品の持つ価値の違いと言うことになるでしょうか。生活基盤商品は生きるためにほぼ必ず必要な商品で、生活提案商品は暮らしをより良く快適にするための商品です。
ストローは、より飲みやすくなる、こぼしにくくなる、より見た目にカッコ良くなる?といった生活提案商品っていうことかなあ。この捉え方は人や場所によって変わります。男性と女性では違うし、病院などでは寝たきりの患者さん等にとっては、ストローはなくてはならないものになっていると思います。なので、最近になって、障害のあるお客さんへの対応はどうするのかが話題になっています。
いずれにしても、今回のストロー廃止はスタバやマクドナルドなど業界をリードする企業が世の中に対して、より地球環境へ関心を喚起させるきっかけになるでしょうね。
Q2.日本では、別のある物が地球環境の側面から取り立たされることがよくあります。さてそれはいったいなんでしょうか?(情報収集力 思考力)
これは分かるよね。
正解は、割り箸。割り箸はもともと、林業で木を育てる際、大きくしっかりした木にするために必要な光や養分を得るべく、周囲の木をあえて切る間伐(かんばつ)を行った際、切った木をそのまま廃棄せず再利用して作られていました。
しかし、最近では、わざわざ割り箸を作るために、間伐材ではない木を輸入しているといわれています。このことで世界で森林が減っていくということが問題視されています。
なので、牛丼屋さんや麺類のお店で、何度も洗って使えるお箸に変わっています。
地震や災害も含め、自然環境の変化が私たちの生活に大きく影響します。海洋環境の悪化は、結局は食物連鎖として我々の生活に大きく影響する。そのための取り組みとして、今回のニュースを考えてもらえればよいのかと思います。
では、また。