テーマ12回答例「この写真から何が見える?メディアリテラシーを試そう その2」
みなさん、こんにちは。
さて回答例です。前回同様なので、色々考えられたのではと思います。
早速、やってみましょう。
Q1.次の写真を見てください。この写真から、どんなことが伝わってきますか?
(メディア受容能力 思考力 判断力)
どうですか?写真が女性、手のしぐさだけでも色々推察できたのでは?
例えば、
「おなかが痛い」
「おなかが減ったなあ」
「すこし、太ったかも?ダイエットしなきゃ!」
「ダイエット成功!」
いずれも、どちらにでも考えられたのでは?
ものの見方には表裏があるということ実感できますよね。
また
「ひょっとして、赤ちゃんが出来たのでは?」とか
「ちょっと、便秘気味~」
「相談して、納得!(腹に落ちた)」
なんていうのも考えられますね。
このクエスチョンでは、いかに沢山の推察が出来たかが実は一番大事。
ひとつの視点に縛られず、沢山の視点から考えることで、情報の真偽を見定めることが大切なのではないかと考えます。
また、この視点って、実はこれまでみなさんが見たり、聞いたり、体験したことで「知っていること」からしか実は生まれてこないって気付きましたか?
これもひとつのポイントかと思います。
Q2.では、この写真をつかって商品やサービスの広告をするとします。どんな商品やサービスの広告ができると思いますか?(思考力 メディア表現力)
Q1で考えたことと、商品やサービスを結び付けて見ましょうか。
「おなかが痛い」=おなかの薬、病院
「おなかが減ったなあ」=お菓子、ピザのデリバリー
「すこし、太ったかも?ダイエットしなきゃ!」
=スポーツジム、健康食品、ダイエットの本、やせて見えるファッションや
マッサージ店、エステサロンなんかもありかもですね。
「ダイエット成功!」
=スポーツジム、健康食品、ダイエットの本など
「ひょっとして、赤ちゃんが出来たのでは?」=病院、妊娠検査薬
「ちょっと、便秘気味~」=便秘のお薬、食物繊維のお野菜など
「相談して、納得!」=人材会社、弁護士などなど
でしょうか?もっと色々出せていたら、また教えてくださいね
あと、キャッチコピー考えてみましたか?
今後取り上げて生きたいのですが、広告では、こういった写真(ビジュアルと言ったりします)と商品やサービスを結びつけて、見てもらえる、あるいは共感してもらえる為にキャッチコピーをあわせて考えます。
そこでは、商品やサービスの特長も考える必要があります。また今回のビジュアルで、伝えたいターゲットは女性と考えた場合、女性目線でどう伝えるかを考えないとです。
今回は少し、情報不足のクエスチョンでしたので、難しかったと思います。
このキャッチコピーについては、今後別のテーマでやりましょう。
今回はいかがでしたか?
メディアを通して、色んな情報をみなさんが受け取った場合にどのようにそれを考えるか、判断するか。また、情報は色々な見方ができて、その見方は、これまで自分が知っていることからしか考えられないことなどを実感してもらえたらよいなあと思います。
だからこそ、ひとつの情報のみで判断せず、いろいろな情報をあわせて考えることが大切なのかと思います。
では、また。
2020年6月16日 このテーマの教材シート作成しました。
ご必要であれば、以下よりご連絡ください。