ちょっと、番外編「今年も、恵方巻きはやめる!」
みなさんこんにちは。
今回は、いつもと違う番外編を一つはさみます。
マーケティングの世界では、変化を追っかけるのが大切です。去年と今年はどう変化しているのかはその時々に大切になることを示し、これからを予測するのに必要なアクションです。
このことを、趨勢(すうせい)法とか、趨勢(すうせい)分析と言います。
さて、そこで・・・
昨年のこの時期、授業テーマ7「恵方巻きをもうやめよう」というテーマで食品の廃棄ロスについてのことをみなさんと考えました。あれから1年経ちましたが、今年はどうなっているでしょうか?
今年もまたスーパーやコンビニで恵方巻きの販売合戦が始まっています。
私の感覚ですが、今年も各社どこもかなり力が入っているように思います。
その反面「あーまた売れ残りがたくさん出そう」とも思います。
売れ残り=食品の廃棄=資源の無駄遣いってまだまだ減りそうにありません。
そこで、昨年「恵方巻きをもうやめよう」というチラシを作った兵庫県のスーパーの「ヤマダストアー」は今年、どうしているのかなと思い、ホームページを見てみると・・・・
トップページ(ホームページの一番最初にでるページ)に以下のようなメッセージが掲載されています。(2019年1月25日現在)
より転載
※ご関係者の皆さま:中学生・高校生および先生へどうしてもお伝えしたく転載しております。もし、転載に対してNGでしたら、コメント等でご連絡頂きましたら、即時削除させていただきます。
近隣のお客様へ店頭でお届けする必要な量のみ作って、予約は受け付けない。
みなさん、どう考えますか?
非常に心打たれるメッセージがあわせて書かれています。
「それぞれのご家庭で巻寿司を巻いて家族で楽しむこと」を私たちにすすめておられ、さらに地元のお店で地元の具材を買って、そのことを通じて地域活性化につなげる。なにより、節分を日本の食品自給率を考える機会にしたいということまで書かれています。
素晴らしい!
こういったメッセージから一人でも多くの人が食品自給率のことやひいては食品廃棄の問題のことを考え、一人ひとりができることを行動に起こしてもらえるとホントにいいなあと思います。
スーパーもコンビニもビジネスですから、たくさん儲けたいのも分かりますが、「廃棄」という損をしてでも・・・というのは、これから、よのなかの人々から共感してもらえないような時代に来ているとも思います。
もっといえば、余剰な恵方巻きを作るのに、食品素材と共に作る人の時間、電気、お店まで運ぶトラックのガソリンも余分に使っていることも許されない時代になっているのではないかと思います。
また、みなさんの意見も聞かせてもらえたらと思います。
みなさんも思っているかもしれませんが、毎年毎年いろんなことが起こり、話題になり、人気になったりしますけど、次の年に忘れていることって多いですよね。
インターネットやスマホがみなさんに毎日、超膨大な情報を届けています。受け取る方は、全てを受け止めるのはもう無理。ほとんどが単なるノイズ(雑音)になって通り過ぎていく時代。
それはしょうがないけれども、だけど、ホントに大切なこと(情報)をキャッチして、真偽を見極め、真摯に受け止め、自分自身で考え、判断し、行動することが求められているということも分かってもらえるとよいかなあと思います。
では、また。